コラム
第12回 開発番号25【3Dギア】全方向射出ユニット

「小さな部品、小さな金型、小さな生産装置、小さな工場」でという一般的で当たり前の考え方がある。一般的で当たり前の考え方が当たり前でない業界がここに今でも存在する。 初めて射出成形機を見たのが14歳のとき、50数年前の古い […]

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第11回 開発番号15移動ゲートによるスクランブル射出

成形品に必ずつきものの一つにウェルドライン(ウェルド)がある。外観は悪いし、製品自体の強度を担保する技術も手段もない。「仕方ないよね」との考えもあるが、せめて外観だけでもウェルドは消したい。 20 年数年前、ある技術者は […]

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第10回 開発番号21金型内樹脂ガス計量システム【ガスゲージ】

前回(2013年2月号)、【Stベンド】(負圧ストロークガスベンド)経由にて金型外に排出されるガスを、濡らした指先や耳たぶで確認した。だが、それを感覚ではなく、説得性のある視覚化できないかと考えた(図1)。名づけて簡易形 […]

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第9回 開発番号20負圧ストロークガスベンド【Stベンド】

連載第7回で記述したPLゲージ【インテック】同様、持ち込まれたアイデアを真ん中に数人で技術談義を進めると、多くは違った方向に議論が進む。今から21 年前、1992年の春である。アイデア工房1)の主力メンバー阿部悦久氏(ウ […]

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第8回 開発番号10全手動式射出成形機【ハンディトライ】

洗濯機の大きさと重量、洗濯容量、消費電力。冷蔵庫のサイズと重量、内容量、消費電力。電子レンジの大きさと重量、内容量、消費電力。いずれも装置サイズ、重量、内容量、消費電力の4つが絶妙のバランスを保っている。しかも、さらなる […]

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第7回 開発番号14 適正/型締め圧力・射出圧力検出計PLゲージ【インテック】

最も得意な分野、金型を軸に開発と発信を繰り返す。発信をすることで交信が生まれ、その交信から多くの知らないことを学んだ。知らないことを知ることで新たな開発案件が生まれる。開発案件は金型周辺から成形周辺、成形装置周辺、新工法 […]

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第6回 開発番号24【非円形ピンゲート】

今回は、開発番号24【非円形ピンゲート】を軸に、ギヤなど真円度が要求される【リングゲートA、B】、多数のゲート口から材料が一気に噴出する【スクランブルゲート】、高速充填用ピンゲート【ラインゲート】、【クロスゲート】を紹介 […]

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第5回 開発番号13【サブマリンAB】

新たな情報を求める場合、勉強会、講演会などに参加し受信を繰り返すことで交信を図るが、受信から始めた交信では良質な交信は生まれない。一方、発信を繰り返すことで生まれる受信は良質で有益な交信に展開する場合が多い。発信すること […]

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第4回 開発番号05糸引き問題簡単解決【K2】

今でこそ少ないが、町の成形工場の大きな悩みはノズルタッチ部からの樹脂漏れ。原因は成形機側のノズルRと金型側ノズルRの精度不良。先端の潰れたノズルR、受ける側の金型も潰れを想定した大きな手づくりのノズルR(市販品が出回るの […]

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第3回 開発番号02金型内【ゲートカットユニット】(回転切断)

新規開発テーマは大小合わせて5~10テーマ。それをランダムに同時進行させている。ポイントは能力の配分バランスと頭の中の引き出し量とその位置。思考時間は1テーマ最長でも5分程度。それ以上考えていても時間の浪費である。良い案 […]

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